エピソード②
小学校2年のSちゃん、
とてもしっかりしていてレッスンでもわからない言葉(横文字)が出てくると、「先生、これはどういう意味ですか?」
一度めったに家にいない夫と、レッスンの時間に初めて玄関で出っくわしてしまった事がありました。夫の言葉によれば森でツキノワグマにであったように驚いたと見えたそうです。
しかし彼女はおびえながらも毅然として「ここはたねいせんせいのおうちですか?」としっかりした声で尋ねました。
心の中で爆笑しながらも、「驚かせてしまった…!」と思った夫は可能な限りの笑顔と猫なで声で「そうだよ。今先生2階から降りてくるからね。レッスン室で練習して待っててね~」
そんなSちゃん、発表会でもいい音で感じを出して弾いてくれました。
3曲弾いたうちの2曲目で小さなアクシデントがありましたが、動じることなくサッと次につなげて弾いたので、その度胸に拍手!!…と思っていましたら、
あとでお母さんからいただいたメールを見てび~っくりでした。
以下がそれです。
「発表会では大変お世話になりありがとうございました。 実は演奏中に歯が抜けて、本人もビックリしたみたいですが、みんなから見えない方のほっぺにいれておいた、なんて言っていたので、私の方がビックリしました。いい思い出です。・・・・・・後略」
私もこれを見て本当にびっくりしました。歯の抜け替わる時期で、きっとぐらぐらになっていたのかもしれませんね。
でも飲み込まなくて本当によかったです。
弾きながらもみんなから見えない方のほっぺに入れておこう・・・と思ってそれを実行して弾き続けたSちゃん
アッパレ~~~
種井