後半は藤原先生がソルフェージュを行ってくださいました。
ソルフェージュはピアノを演奏するうえでとても必要なことです。生徒や親御さん方にもその大切さは伝えていますが、具体的にどんなことをするのか、直接体験や見学をしてもらえたのでとてもいい機会だと思いました。
初めに、前半のお話の最後に取り上げた「メヌエット」のステップを実際に踏んで踊ってみました。バロック時代に宮廷舞曲が沢山作られたのと、この日の生徒が演奏してくれた曲目にメヌエットが多かったので、取り上げました。
文字だけで伝えるのは難しいですが、参加した生徒たちはわかりますよね。
メヌエットは2小節で一つに捉えます。
音楽の三拍子は基本的に
1 2 3 1 2 3 と一拍目を大切に感じます。
しかし、ダンスでは「クロスリズム」といって
1 2 3 4 5 6 と一拍目と三拍目を大切に感じます。
すると音楽とダンスでアクセントがずれて線で結ぶと交差しますね。それで「クロスリズム」と呼ばれるようになったようですよ!
クロスリズムは少し難しいのですが慣れてくるとみんな上手に踊っていましたので、この日にメヌエットを弾いた生徒に急遽伴奏をしてもらいました
勉強会後のレッスンでどんなに言葉で説明を聞くよりも、実際にステップを踏んで三拍子を感じる方がはるかに音楽に生きるのだなと感じております。
次にグループに分かれてリズム打ちの合奏をしました
リズムの表になったようなものを使って行いました。
こちらは後ほど画像をアップしたいと思います
そして最後にカノンの話に繋がる輪唱をしてみました。
まずはおなじみの「かえるのうた」を輪唱して、次に「さよなら」という曲で輪唱してみました。こちらの曲はご存知でしょうか。私は初めて知ったのですが、種井先生が教えてくださいました。「かえるのうた」よりもきれいに音が響きあいます
その流れからカノンへ、そしてバッハの音楽へと繋がっていくお話をしました。
最後にインヴェンションを弾いた生徒がいましたので、もう一度その子に演奏してもらいました。
みんなよ~く耳を澄ましてどこがおいかけっこになっているのか、見つけるのを楽しんでいたようです
後半に行ったソルフェージュも、回を重ねて力がついていきます。少しずつの積み重ねが気づけば大きい差になっているなと感じます。個人レッスンでできること、グループだからできること、また違った面白さや刺激がありますね。
また次回のグループソルフェージュ、勉強会で皆に会えるのを楽しみにしています
徳永