先月4月19日高崎教室のミニ発表会がありました。去年の5月以来約1年ぶり・・・皆の成長ぶりがしっかりと確認できる良い会になったとおもいます。
その際冒頭に私が次のようなご挨拶をさせていただきました。
この1年を振り返ると色々なことがありました。中学生、高校生は昨夏はサマーセミナーに参加し色々な経験を積みましたし、小学生は冬の勉強会でバロック時代の音楽について、中でも特にバッハについて学びました。
ひとつのことを極めるということは、こと音楽に限りませんが「根気よく長い道のりを歩み続けていくということ」です。その過程には大小たくさんの壁が待ちうけています。
ひとつ乗り越えると、その向こうにもっと高い壁が立ちはだかっていることもあるのです。
私たち教える側にとって大切なことは、技術的にも精神的にも、子どもたちがその壁をどのようにしたら乗り越えられるかを一緒になって考え、応援してあげることではないかと思います。
この1年、全員が大小いくつかの壁に直面しそれを乗り越えてくれました。そして最近、特に小学生がとても大人っぽくなってきたことに驚き、中学生の練習に対する頑張りには感心し、全員のその成長ぶりを心から誇らしく感じています。
・・・・・・後略
今、皆の中に「次から次から現れる壁を乗り越えることはちょっぴり大変だけれど、実は楽しいことなんだ!」という気持ちが生まれ始めていることを感じています。これは大変に重要なことです。
なぜならこれに気付いた子供は黙っていても自分から練習を頑張り始めるからです。
先週、6月のミニ発表会に向けて頑張っている前橋北教室の生徒さんたちの演奏を聴かせてもらう機会がありました。そしてそこでも同じように皆の顔つきが、そして音が変わってきていました。
6月の前橋・前橋北教室のミニ発表会、7月の榛名教室の勉強会も今からとても楽しみです。
また来年2月の全教室合同の発表会・・・そしてなかにはコンクールなどにチャレンジする人もいるかもしれませんが、これからもそれぞれの目標に向かってまた先生方と一緒に、押し寄せる壁をエイ・ヤーっと「楽しく!」乗り越えていきましょうね。
種井記