発表会が終わりましたね。
今回は年長さんから高校2年生までの生徒さん、31名が演奏してくれました。
小さい生徒さんも大きい生徒さんも自分の音をよく聴き丁寧に演奏していました。みなさんがひたむきに音楽している姿を肌で感じ、じーんとこみあげてくるものがありました。
1年に一度の発表会、それも数か月前から発表会で弾く曲として選曲したものを一から創り上げていくことになるので、そこに至るまでにレッスンでは様々なドラマが繰り広げられます。のんびり構えている生徒さんには、つい「いついつまでには譜読みを終えないと発表会までに数えるほどのレッスンしかないよ」と発破をかけたりします。
1週間に1回のレッスンなのでそんなに回数はないのです。そして、1回のレッスンが1時間と考えると、先生とのやり取りができる時間はわずかしかなく、それよりはるかに一人で練習する時間の方が長いのです。
そう考えると、レッスンで先生から言われることをよく聞いて、理解して、家でこつこつ練習することがとても大切です。
そして、自分自身で(これは、小さい生徒さんにとっては難しいことだと思いますが)「何をすればいいのか」「どうしたらできるのか」をよく考えて練習することができれば、レッスンがとても活かされると思います。ぜひこれからもみなさんに伝えていきたいと思います。
何はともあれ、長い年月をかけて育んでいくものですので、根気が必要です。だからこそ奥深いものなのだと思います。私自身、今でも尚、音楽を勉強する中で発見する喜びを感じております。何歳になっても勉強できることは素晴らしいことです。今日より明日、明日より明後日、今より少しでもいいから成長したいと思います。それには、やっぱりこつこつが大切ですね。
藤原 記